2017.12.27〜12.30
鳥取、岡山(城崎温泉、境港、鳥取砂丘、浦富海岸、児島ボート、鷲羽山、倉敷)
 元々2年前の年末に鳥取へ行く予定でした。沖縄以外では一番長く行ってない都道府県が鳥取だという事で。
しかしその年の年末には千葉県松戸市でのライブが決まったために無くなり、翌年の年末は大河ドラマ『真田丸』の影響で
和歌山県の高野山や九度山に行きたくなって無くなり、そして2年後にようやく鳥取行きが実現することになりました。
鳥取へ行くのは19年ぶりとなりました。
鳥取県ではありませんが前から行きたいと思っていた城崎温泉、まだ乗ったことのない境線に乗って境港、19年ぶり2回目
となる鳥取砂丘、山陰海岸国立公園の景勝地・浦富海岸へ行くことになりました。
また、競艇場巡りをしている自分としては、まだ行ったことのない関西以西の競艇場にも行ってみたいと思い児島ボートレ
ース場もコースに入れ、その近くにある瀬戸大橋や夕日の展望スポットとして知られる鷲羽山、高校の修学旅行以来行って
ない倉敷もコースに入れました。

1日目・12月27日(水)
自宅−塩尻−名古屋−京都−城崎温泉−浜坂−鳥取−米子

 最寄り駅発6:51の甲府行き普通列車に乗り、6:55に塩尻に到着。塩尻駅で列車から降りると誰かから声をかけられまし
た。その人は同じ会社の人で山口県から転勤で松本に来ている人で、山口県の実家へ帰省するところでした。号車は違い
ますが、塩尻から同じ特急『しなの』に乗って行くことになります。『しなの』を待っている間ホームで色々と話をして、7:14発
名古屋行き特急『しなの』2号の指定席に乗車。しかし実際は雪の影響(?)で塩尻到着は7分ほど遅れていたので、実際の
発車時刻は7:21頃だったと思われます。
同じ会社の人は名古屋から『のぞみ』で自分は『こだま』でしたが、自分は名古屋での乗り換え時間が30分ほどあったのに
対し同じ会社の人は15分ほどで、名古屋での乗り換えがギリギリになる可能性がありました。最終的に『しなの』の名古屋
到着は予定より10分ほど遅れ、『のぞみ』の乗り換え時間は5分ほどしかありませんでした。名古屋駅での乗り換え経験が
それほどないかもしれない同じ会社の人がこの短時間の乗り換え時間で無事に乗り換えられるか気になり、声は掛けませ
んでしたがその人が自分の隣の車両から降り、新幹線との乗り換え改札口を通り、ホームへ行って『のぞみ』に間に合った
事を陰から見守り、一旦新幹線待合室の方まで戻りトイレに行ってから再びホームへ行きました。
新幹線ホームで立ち食いきしめんを食べようと思っていたのですが、列車の時刻まであと10分ほどしかなく店も混んでいた
ので諦め、代わりに売店で海老かつサンドを買い、それを9:46発の『こだま』633号の車内で食べました。家で朝食代わりと
して会社の忘年会のお土産として貰ったお菓子しか食べてこなかったので。

 米原駅付近での降雪のために新幹線が減速運転だった影響で京都には予定の10:34よりも10分ほど遅れて到着しました
が、京都では元々50分ほどの乗り換え時間があったので、それでもまだ大分時間がありました。
そして京都駅の山陰線ホームへ行き、11:25発の特急『きのさき』5号に乗車。京都−綾部間の山陰線は夜間は一度乗った
事がありますが、明るい時間帯に乗るのは今回が初めてだと思います。京都駅からまだそれほど離れてない所に切り立っ
た美しい渓谷があり、なかなか見応えのある車窓でした。そして福知山駅到着の直前には福知山城が見えました。

 列車は13:49に終点の城崎温泉に到着。この時季はカニのシーズンという事もあり、多くの観光客が城崎まで乗車しまし
た。ホームにはカニのイラストが描かれた暖簾があり、カニの名産地であることを全面的に押し出していました。
更に、駅の列車の接近メロディーが「カニ食べ行こう」のサビでお馴染みのPUFFYの『渚にまつわるエトセトラ』を箏の音色で
鳴らしたものになっていて少し感動しました。
駅の売店で駅弁を2個買い(城崎温泉駅の駅弁は未経験なので)、それをバッグと共にコインロッカーへ入れてから温泉街
の方へ。ちなみに駅前にも外湯があったりして駅前から既に温泉街といえば温泉街なのですが。
まずはせっかく城崎に来たのだからカニ料理か海鮮料理が食べたいと思い、みぞれが降る中食べる店を探しながら川沿い
の温泉街方面へ歩いていると、海鮮丼やカニ料理を扱う店があったので入ろうとすると、満席で順番待ちしている人がいた
ので諦め、そのもう少し先にその店の別店舗がありそこにも行こうとしたけど順番待ちしている人がいたので諦めました。
すると城崎温泉を象徴する川沿いの温泉街に出ました。
食べる店を探しながら川沿いをしばらく歩いて行くとメインの道路は川から逸れ、それをもう少し進むと1軒のカウンター席
のみの食堂がありました。その食堂は今のシーズンはカニ料理をメインでやっているようで、その店で食べることにしまし
た。カニ定食のA,B,Cという3段階のカニ料理の定食があり、Aが5000円くらい、Bが4000円くらいで、自分は3050円のカニ
定食Cを頼みました。Cはカニの刺身、焼き蟹、カニのお吸い物、ご飯がセットになっていました。
最初にカニの刺身だけ出てきて「ご飯は?」と思っていると、途中でご飯とお吸い物が出てきました。
人生初体験のカニの刺身でしたが、何も味付けしてないのに塩味が効いていて甘みもあって、若干の臭みのようなものも
感じましたが味的には甘海老のような感じで美味しかったです。
ところで、目の前には鉄板があるのですがそこでお好み焼きでも焼くのかと思っていたら、そこで客に見えるようにカニを焼
いていました。焼き蟹は駅弁以外の焼きたては初体験でしたが、茹でた蟹よりも味が濃く感じ、こちらも美味しかったです。
それからカニのお吸い物も本当にいい出汁が効いていて美味しかったです。
カニを食べるのに時間がかかってしまい、城崎温泉駅から乗る列車の時刻まであと1時間ほどになっていて、通りの突き当
たりまで行って戻ってきてから川沿いの細い道を通り、川沿いの温泉街へ向かいました。



 そして川沿いの温泉街の柳湯という外湯で温泉に入り、駅に戻ってロッカーから荷物を出し、16:15発の浜坂行き普通列車
に乗車。途中、荒れ狂う冬の日本海や余部鉄橋付近からの車窓に興奮しながら17:14に浜坂に到着。浜坂発17:21の鳥取
行き普通列車に乗り、比較的空いていたので車内で城崎温泉駅で買った駅弁を1つ食べ、18:12に鳥取に到着。一旦改札
を出て47都道府県で1番人口が少ない鳥取県最大の都市であり県庁所在地である鳥取市の駅周辺の町並みを19年ぶりに
眺め、意外と都会だなという印象を受けました。
鳥取発18:42発の特急『スーパーまつかぜ』11号の自由席に乗り、終点の米子には19:47に到着。駅前のホテルにチェック
インし、少し休んでから駅前で海鮮料理の食べれる店を探しましたが海鮮居酒屋以外に見つからず、そこで蟹チャーハン
や刺身などを頼んで食べました。コンビニで明日の朝食などを買ってからホテルに戻り、城崎温泉駅で買ったもう1つの駅弁
を食べました。城崎温泉駅で買った駅弁は2つともカニに関連した駅弁で、冬の山陰とはいえこの日は本当にカニ三昧でし
た!

2日目へ