2016年4月9日 伊豆半島ドライブ

今までは高速道路のサービスエリア(S.A)巡りが最大の目的といってもいい春のドライブでしたが、長野県周辺のS.Aはもう
ほとんど行っているのと、昨年の房総半島ドライブで海を眺めながらの一般道のドライブの魅力も知り、今年は伊豆半島へ
行くことになりました。

自宅−塩尻I.C−双葉S.A−一宮御坂I.C−富士吉田−御殿場−箱根スカイライン−芦ノ湖スカイライン−伊豆スカイライン
−大室山−尾ヶ崎ウィング−道の駅 開国下田みなと−石廊崎−奥石廊崎−夕日ヶ丘展望所−浮島海岸−恋人岬−
大瀬崎−沼津港−沼津駅前−長泉沼津I.C−駿河湾沼津S.A−新清水I.C−富士川町−増穂I.C−塩尻I.C−自宅

伊豆ドライブ・前編

 午前4時頃出発の予定でしたが、楽しみで興奮して早く目が覚めてしまい、でもあまり早く出ても河口湖付近から富士山
がよく見れないと思い、起きてから少し時間を潰し、3:37に自宅を出発。塩尻I.Cから長野道・中央道を経由して、4:35に
双葉S.Aに到着。まだ時間的には早いが、この先しばらく朝食を食べれるような場所が無いかもしれないので、ここで朝食
を食べていくことに。
ところで、最近全国のS.Aのスナックコーナーがフードコード化してきていて、フードコートの店では軽食メニューというのが
ほとんどないのです。この双葉S.Aもそうで、以前あった揚げたこ焼きや焼きそばなどの軽食メニューがありませんでした。
そんな中で自分の選んだメニューは、一番プッシュされていた「田舎の煮込みうどん」(650円)でした。早朝からあの量の
うどんは少し重かったです。

 5:07に双葉S.Aを出て、5:22に一宮御坂I.Cで高速を降り、国道137号を通って富士吉田方面へ。その途中のトンネル
を抜けて少し行くと富士山が見える場所があるのですが、富士山の見える場所のどこかから写真を撮りたいと思っている
と進行方向右側に展望台があったので寄って行きたかったのですが、道路の反対側だったのと、人が1人居たので躊躇
してしまい、寄って行きませんでした。どうせこの先の河口湖畔にもっといい撮影スポットがあるので、そこで撮っていけば
いいと思っていました。
そしてその河口湖畔へ。3年前の『新東名浜名湖ドライブ』の時はホテルの宿泊者専用の駐車場しか見つからず結局写真
を撮れなかったという苦い思い出があったので、今回は必死に駐車スペース探しをしながら河口湖畔を走りました。
しかし、唯一のホテル宿泊者専用ではない駐車スペースも富士山を撮影するカメラマンの車がぎっしりと停められていて、
今回も河口湖畔の絶好の撮影スポットからは一枚も写真を撮れませんでした。その代わり、富士急の河口湖駅前で赤信
号で停車中にスマホで1枚撮りました。

 

 富士吉田I.Cから東富士五湖道路を通り、6:23に東名高速の御殿場I.C付近を通過。国道138号を箱根方面へ向か
い、県道401号の細い山道を通り、6:40に箱根スカイライン入口の長尾峠料金所へ。しかし、料金所に誰も居ないでは
ないか! この時間は無料で通れるということなのだろうか?
ところで、山梨県側はあれだけ晴れていたのに、静岡県側は雲が多く、箱根付近の山はガスがかかっていました。前日に
静岡県の沼津市や下田市の天気を調べたところ、朝から夜までオール晴れマークだったくらいなのに、富士山より東の
山の方は曇っているという。本来なら富士山が綺麗に見えるはずが視界が悪く、静岡県に入ってからまだ富士山は見えて
いませんでした。
箱根スカイラインに入ってから3分後の6:43に芦ノ湖展望公園(丸嶽駐車場)に寄りましたが、本来なら眼下に見えるはず
の芦ノ湖がガスがかかっていて全く見えず、大涌谷方面の山が薄っすらと見える程度でした。
芦ノ湖展望公園を6:51に出発し、箱根スカイラインが終わり芦ノ湖スカイラインへ。ちなみに芦ノ湖スカイラインの料金所
には人が居て、料金を徴収されました。
6:56に三国峠展望所に寄りましたが、裾野市付近の街が薄っすらと見える程度で、富士山は全く見えませんでした。
 7:00に三国峠展望所を出て、7:08山伏峠のレストハウスの駐車場へ。ここからも芦ノ湖も富士山も何も見えず、しかも
レストハウスの営業時間外のため、トイレにも行けませんでした。
7:13に山伏峠のレストハウスの駐車場を出て、箱根峠(7:18)で芦ノ湖スカイラインが終わり、一般道をしばらく走り、
伊豆スカイライン入口の熱海峠I.Cの手前に駐車場があったので、そこでトイレ&休憩をしました。(7:31着)
 7:45に熱海峠I.Cの駐車場を出発し、ここから伊豆スカイラインに入るのですが、伊豆スカイラインは都道府県が運営
する一般の有料道路としてはかなり長く(全長40.6km)、途中でいくつかのI.Cがあるのですが、熱海峠I.Cの料金所で
どこまで行くか訊かれて(自分は終点の天城高原まで)、その分の料金を最初に支払いました。
熱海峠から3分ほど走って滝知山展望台へ(7:48着)。箱根スカイラインや芦ノ湖スカイラインを走っていた時よりは大分
視界も良くなっていて、熱海方面の海には真鶴半島や初島も薄っすらと見えました。



 滝知山展望台を7:53に出発し、そこから4分ほど走った所にまた展望台があったので寄っていきました。(玄岳パーキン
グ=7:57着)
ところで、箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン、伊豆スカイラインと多くの展望台に寄ってきている訳ですが、それはせっ
かく展望台や駐車場が至る所に整備されているのでつい寄ってしまうという事もありますが、これだけのんびりとしている
のには他にも理由があり、それは最初の目的地である大室山のリフトの営業時間が9時からなので、このままスイスイ進ん
でも9時前に着いてしまうので、そのための時間稼ぎでもあります。
玄岳の展望台からは富士山の頭の部分が薄っすらと見えました。

 玄岳パーキングを8:04に出発し、次に寄ったのは鹿ヶ谷公園(8:13着)。しかしここは富士山や海の展望スポットという
訳でもなく、近くに咲いていた黄色い花の写真を1枚だけ撮り、車の中で地図の確認などをしてから8:19に出発。
次に寄ったのは巣雲山パーキング(8:25着)。ここからは富士山が見えました。桜の木もあったので一緒に写しました。
ところで、地元の松本や長野ではこの頃桜が満開だったので、長野県よりもずっと暖かいはずの伊豆ではもうとっくに散っ
ているものとばかり思っていたのですが、標高数百mの伊豆の山の尾根を走る伊豆スカイラインの沿道やこの後行く下田
や西伊豆方面では、予想に反してまだ桜が散り始めだったり満開の場所もあり疑問に思っていました。帰宅後にネットで
調べたところ、それは暖冬による「桜前線の南下」現象だそうです。桜が咲くには冬場にある程度の寒さがなくてはいけない
そうで、それが暖冬のために冬場あまり冷え込まなかったために逆に開花時期が遅くなり、本来なら伊豆よりも後に開花
する地域の方が先に開花したのだとか。

 8:33に巣雲山パーキングを出て、天城高原I.Cで伊豆スカイラインを降り一般道へ。天城高原I.Cでは熱海峠I.Cで貰った
通行券を渡し、半券を切って戻ってきました。
天城高原I.Cを出てから道が左右に分かれるのですが、案内看板には大室山やシャボテン公園(大室山のすぐ近く)の文字
が無く、どっちへ行こうか迷いましたが、何となく左のような気がしたので左へ行くことに。しかしある程度走ってきても大室
山やシャボテン公園の文字はどこにも出てこないので、そのうち道を間違えたのではないかと思い始めましたが、目の前に
突如として大室山が現れ、リフトの営業開始直後の9:02に大室山の駐車場に到着。

 自称・火山マニアの自分としては、大室山はどうしても来てみたい所でした。現在は噴煙・噴気活動はしてないものの、
約4000年前に噴火したとされ、火口の形もくっきりと分かる活火山です。ちなみに活火山の定義とは、現在噴煙・噴気
活動している山、もしくは概ね1万年以内に噴火した火山の事だそうです。
券を購入してリフトに乗って山頂へ。視界はそれほど良くはありませんでしたが、それでも山頂からは相模湾が見えました。
もっと視界が良い日には伊豆大島も見えるそうです。まずは1kmほどあるという火口の周りを一周することに。


 火口の底には的のようなものが3つほど見えたのですが、弓道かアーチェリーの練習場か?と思いました。確かに四方が
壁になっているので、射的競技の練習場としては適しているでしょうね。ただ、すり鉢状になっているので、夏場は熱が籠っ
て暑そうですね。
途中で火山岩が落ちていたので持ち帰りたかったのですが、ここは国立公園内なので石や植物を持ち帰ってはいけない
ので断念しました。ちなみに、国立公園内の石を持ち帰ってはいけないという事を知ったのは2年前に乗鞍へ行った時の
事で、それ以前に有珠山や阿蘇山など国立公園内で火山岩を拾って持ち帰ってきていて、今も家にあります。

 火口の周りを一周してリフト乗り場まで戻ってきて、火口の底に行ってみようと思ったのですが、「アーチェリー場利用者
以外立ち入り禁止」とあったので断念しました。火口の底はアーチェリーの練習場だったのですね!
リフトで下に降り、ソフトクリームやアイスなどの売っている売店へ。旅行へ行くとご当地ソフトをよく食べるのですが、ここに
はご当地ソフトはありませんでしたが、シャボテン公園のすぐ近くという事もあってサボテンアイスがあったので買ってみま
した。サボテンの果肉入りで、爽やかな味で美味しかったです。

 大室山の駐車場を10:07に出発し、次の目的地は熱川バナナワニ園。といっても中に入る訳ではなく、中に入らなくても
食べれるというバナナソフトを食べるためです。そしてバナナワニ園の看板があり、それに沿って着いた所は「熱川バナナ
ワニ園別園」と書かれていました。あれ?本園は?
地図を見てみると、バナナワニ園の本園は国道135号沿いのようなので(別園は国道から少し入った所にある)、国道に
戻って、更に伊東方面へ少し戻りましたが場所がよく分からず、結局バナナソフトは諦めて下田へ向かうことに。
その時に線路にスーパービュー踊り子号が走ってきて少し興奮しました。走っているスーパービュー踊り子を見たのは初め
てかもしれません。その時の事なんですが、道路の傾斜の関係で目の錯覚でそう見えただけなのかもしれませんが、スー
パービュー踊り子の走っていた線路が一般の鉄道としてはあり得ないくらいの急勾配を走っているように見えました。

 下田の街ももう少しかという所で海の見える展望台「尾ヶ崎ウィング」という所があったので寄っていきました(11:05
着)。南国感の溢れる綺麗な景色でした。この前日は仕事が遅番だったため、あまり眠れていなくて、そのせいもあってここ
に着く頃は正直眠かったのですが、この景色を見たら眠気が一気に吹き飛びました!

 尾ヶ崎ウィングを11:13に出発し、『道の駅 開国下田みなと』には11:25に到着。
この道の駅は港のすぐ近く(というか港内?)にあり、伊豆急下田駅へは徒歩10分ほどで行ける場所にあります。
まずは昼時という事で、道の駅内の回転寿司へ。下田名物の金目鯛や地物のネタを中心に控えめに10皿ほど食べまし
た。控えめにしたのは、この後伊豆急下田駅で駅弁を買う予定があるからです。
道の駅から歩いて伊豆急下田駅に向かいました。その途中、川沿いに桜が咲いていました。(散り始め)
 下田には17年前に一度来ていて、その時はスーパービュー踊り子に乗ることが目的で、その時は駅前からロープウェイ
で簡単に行ける寝姿山に行きました。
そして伊豆急下田駅へ。そして駅弁を売っている売店へ行き、『きんめ茶寿司』を買いました。
伊豆急下田駅には金目鯛を使った製品などの下田のお土産が色々売っていて、ここで買って行きたい物もありましたが、
お土産は道の駅でまとめて買おうと思い、駅では駅弁以外何も買いませんでした。
伊豆急下田駅を後にして、17年前に行った寝姿山を駅前から撮ってから道の駅に戻りました。
 道の駅に戻ってからお土産を買うために売店へ行ったのですが、伊豆急下田駅に売っていた金目鯛の煮つけの常温
保存のタイプのものがなく、冷蔵と冷凍のものしかありませんでした。下田といえば金目鯛が有名なので金目鯛の物を何か
買っていきたかったのですが、ドライブはまだ中盤で帰宅するのは12時間後くらいになる予定だったので、冷蔵や冷凍は
無理だと思い、金目鯛の煮つけは断念しました。その代わり、金目鯛の炊き込みご飯の素を買いました。
道の駅 開国下田みなとを12:42に出発し、伊豆半島最南端の石廊崎へ向かいました。

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