2015年4月18日 房総半島ドライブ

 毎年恒例の春のドライブ。今回は、東京湾アクアラインを通ってみたかったため、房総半島へ行くことになりまし
た。館山自動車道の市原S.Aに行ってみたい、九十九里浜が見たい、中学から高校に上がる時の春休みに友達
と2人で行った思い出の地・勝浦海中公園に27年ぶりに行ってみたい、房総半島の最南端と最西端に行ってみ
たい、という希望を全て実現しようとしたところ、以下のような日帰りで行くには少し無理のあるコースになってしま
いました。ちなみに、当初は更に銚子にも行きたいと思っていたのですが、それは流石に無理でした。
尚、今回のドライブは悪天候のために当初の予定日よりも2週間先延ばしされました。

自宅−塩尻I.C−双葉S.A−談合坂S.A−海老名S.A−横浜町田I.C−狩場I.C−海ほたるP.A−市原S.A−東金I.C
−一宮P.A(九十九里有料道路)−勝浦海中公園−イオン鴨川店−道の駅 鴨川オーシャンパーク−
道の駅 和田浦WA・O!−道の駅 ローズマリー公園−道の駅 ちくら・潮風王国−野島崎−洲崎−館山駅前−
富浦I.C−海ほたるP.A−狩場I.C−横浜町田I.C−海老名S.A−談合坂S.A−双葉S.A−塩尻I.C−自宅

房総半島ドライブ・前編

 この日は朝3時起きで4時前に出発予定でしたが、このドライブが2週間先延ばしになったことも影響してか、
楽しみで興奮しすぎて午前2時半頃に目が覚めてしまい、自宅を出発したのは当初の予定よりも30分ほど早い
3:20でした。
塩尻I.Cから長野道に入り、岡谷J.C.Tから中央道を東京方面へ向かい、4:20に双葉S.Aに到着。2年前の
『新東名・浜名湖ドライブ』の時は早朝の薄暗い双葉S.Aから富士山が見えたのですが、今回はその時よりも
30分以上時間が早いこともあり、まだ真っ暗で富士山は見えませんでした。
双葉では栄養ドリンクを自販機で買って飲み、4:29に出発。双葉から少し走った所で薄らと富士山と思われる
山の輪郭が確認できました。その後、笹子トンネルへ。あの天井板崩落事故後、自分の運転でここを通るのは
初めてです。高速バスでは去年一度通りましたが。

 5:08に談合坂S.Aに到着。朝食にはまだ早い時間帯ですが、次に寄る海老名S.Aは日本で1,2を争う利用客
の多いS.Aで、混雑してまともに食べれないことも考えられると思い、談合坂で食べていくことに。フードコートで
ミニカレー丼(350円)を食べました。
談合坂には26分滞在し、5:34に出発。八王子J.C.Tから、まだ開通してそれほど経ってない圏央道へ。この
道路はNEXCO管轄の高速道路なのですが、普通の高速道路に比べて路肩が狭めだったり、壁が高めだったり
と、一般の高速道路というよりは都市高速道路のような感じだと思いました。

 海老名J.C.Tから東名高速に入り、6:09に海老名S.Aに到着。海老名S.Aは下り線側には一度行ったことが
ありましたが、上り線側は今回が初めてでした。日本で1,2を争う利用客数を誇るS.Aなのでそれなりの混雑は
覚悟していたのですが、まだ朝6時過ぎとあって空いていました。以前、海老名の下りを利用した時は、午前10
時半過ぎで大混雑していたので、これほど空いている海老名S.Aは意外でした。

 売店を見ていると、そこで売られていたカレーパンが推されていて気になりました。でもカレーパンだけ買うのも
アレなので、他に買うものを探していたところ、これも同じく推されていた『新宿カリーあられ』が気になったので、
その2つを購入。自販機で飲み物を買ってから車の中でカレーパンを食べたのですが、特別美味しいという訳
でもない普通のカレーパンでした。

 海老名には25分滞在して6:34に出発。横浜町田I.Cで東名高速を降り、無料の自動車専用道路・保土ヶ谷
バイパスを南へ。当初予定していたアクアラインまでのルートは、藤塚I.Cから横浜新道に入り、首都高速横羽線
などを経由して川崎の大師J.C.Tから川崎線を経由してアクアラインに至るルートでした。そのルートが一番分か
りやすいかなと思っていたので。しかし保土ヶ谷バイパスの案内表示にアクアラインの表記があったのでそれを
辿って行ったところ、狩場I.Cから首都高速狩場線に入り、湾岸線を経由して川崎浮島J.C.Tからアクアラインに
入るというルートになりました。
このルートは全く想定してなかったので、まさか横浜ベイブリッジを通るなんて思ってなくて、近くまで行くと「もしか
してベイブリッジ渡るんじゃねぇ?」と思い、本当にベイブリッジを渡ったので少し興奮しました!
川崎浮島J.C.Tまであと数kmの所まで来ると急に車の流れが悪くなり、そのうち完全に止まってしまいました。
交通情報によると、海ほたるP.A手前から4キロの渋滞だとか。ということは、海ほたるに入る車で大渋滞という
ことか? もしその混雑があまりにも酷いようだったら、行きに海ほたるに寄ることは諦めようとも思いました。
車での海底トンネルというのは恐らく初体験ですが、アクアラインの海底トンネルは天井が高くてトンネルとしては
開放感がありました。本当にここが海の底だということがとても信じられませんでした。

 渋滞はアクアラインに入ってから数kmの所まで続き、海ほたるP.Aに着いたのは海老名S.Aを出てから1時間
42分後(想定していた時間は55分)の8:16でした。海ほたるP.Aは5階建てで、1階は大型車、二輪車の駐車
場、2階は川崎方面行きの一般車駐車場、3階は木更津方面行きの一般車駐車場、4,5階は店舗という構造
で、木更津方面へ向かっていた自分は3階の駐車場へ。ところで、道路があれだけ混雑していた割に海ほたる
はそれほど混雑していませんでした。
商業施設の方は後にして、まずは最上階の5階へ行き、海ほたるからの景色を見ることに。まずは川崎側。
ここから埋立地を地下に潜って海底を何kmもトンネルが続くなんて凄い事だと感動しながら川崎側の景色を眺め
ていました。

 その後、木更津側へ。この橋は吊り橋でも斜張橋でもなかったんですね。海の上にこれだけ長い橋やパーキン
グエリアを造ったことの凄さにまた感動しました。
   
木更津側の1階駐車場(大型車、二輪車専用)の奥に「技術資料館」と書かれた建物があったので行ってみた
ところ、入場無料だけど開館が9時からで、この時の時間は8:50分。あとたった10分で開館なので少し迷いま
したが、スケジュール的にあまりのんびりしている余裕がなかったので、諦めることに。
このドライブ最大の目的地といっても過言ではない海ほたるですが、行きは1円もお金を使わず、43分滞在の
8:59に出発。ちなみに、海ほたるのショップは22時まで営業しているので、帰りに何か買っていくつもりでした。

 千葉県に入り、木更津J.C.Tから館山自動車道へ。ちなみに、自分の運転では初めての千葉県です。
海ほたるを出てから22分後の9:21に市原S.Aに到着。
   
建物の中に入る前に、庭園に咲いていた花が綺麗だったので行ってみました。その後、建物の中へ。
談合坂で朝食のミニカレー丼を食べてから約4時間何も食べてなかったので腹が減っていたので、軽く何か食べ
ようと思いフードコートのメニューをザッと見ましたが、あまり軽く食べられるようなメニューは見当たりませんでし
た。ちなみに軽く食べることに拘っていたのは、これから昼過ぎから夕方にかけて、南房総で駅弁、海鮮丼、
寿司などを食べる予定があったからです。
建物の中にパン屋があったため、そこでパンを3つ買い、それを外のベンチで食べました。(車の中で食べたら
またゴミを捨てに行かなくてはいけないので)

 市原S.Aには27分滞在で9:48に出発。千葉市の都市部っぽい風景になってきた辺りの千葉東J.C.Tから
千葉東金道路に入り、終点の東金I.Cで降り、一般道を少し走った後、一般有料道路の東金九十九里道路、
九十九里有料道路を走行。一般有料道路でありながら、P.A(パーキングエリア)が途中に数ヶ所ありました。
九十九里浜の海岸沿いを走る九十九里有料道路の終点の少し手前にある一宮P.Aには10:37に到着。
   
 まずは九十九里浜の写真を撮るために海の方へ行きました。すると2人の漁師の人が貝の漁をしていて、
1人は砂浜で熊手のような道具を使ってアサリ(またはハマグリやアオヤギ?)の漁をしていて、もう1人はテトラ
ポットにぎっしりとへばり付いた岩牡蠣(?)を採っていました。こんな岩場のほとんど無い所の人工物に岩牡蠣
がぎっしりと付いていて意外に思いました。それとも、ここで養殖をしているのだろうか?
パーキングに戻り、建物の中へ。中にはちょっとした売店と、その売店と何の仕切りもないカウンター席のみの
食堂がありました。売店の雰囲気は高速道路のパーキングエリア風ではなく、少し古びた感じの道の駅風でした
が、一般有料道路にこのような施設があることは有り難いです。ここではお金は全く使ってないですが。

 一宮P.Aには20分滞在して10:57に出発。九十九里有料道路を出て、国道128号線を通って勝浦海中公園
を目指しました。一宮P.Aを出てから1時間弱で勝浦海中公園の最寄り駅である鵜原駅の前を通り、海中公園に
到着!といきたいところでしたが、途中の案内看板に気付かず、そのまま道を真っ直ぐ行ってしまい、狭い道な
のでUターンする場所もなく、一旦国道128号に出てUターンできる場所を探していたら10分くらい余分にかかっ
てしまい、勝浦海中公園の駐車場(有料)に車を停めたのは一宮P.Aを出発してから1時間7分後の12:04でし
た。

 中学の時以来27年ぶりに来たのですが、昔の事すぎて懐かしさよりは「こういう所だったっけ?」と思う事の方
が多かったです。駅から海中公園に来るまでの間に5本のトンネルを通るのですが、自分の記憶の中ではトンネ
ルは1本だけでした。(単なる記憶違い)
駐車場のすぐ隣には「海の博物館」があり、そこも興味がありましたが、時間の都合でそこには寄りません。海の
博物館は恐らく27年前には無かった施設だと思います。
磯で少し遊んでから27年ぶりの海中展望塔へ。南房総の主要観光施設の割引きチケットを持参していたため、
通常の料金よりも100円ほど安く入れました。
チケット売り場から最初にトンネルを通って、岩場を回り込むようにして海中展望塔へ磯や海の上を通って続く
橋があるのですが、その海上の橋からの眺めはとても良かったです。(写真2枚目は勝浦市街地方面)
   
海中展望塔の入口から螺旋階段を下って行く途中、親子3人で来てた家族の父親が「これで○○円だって」と
言って階段を上って行きました。確かに海中展望塔からは水族館ほど多くの種類の魚を見ることはできません
が、本物の海の中にこんな展望塔が建っていて、その中でありのままの海の中の姿を見ることが出来るという
ことに意味があるのです! ありのままの姿といっても、海中展望塔では魚寄せの為に餌付け等をやっている
とは思いますが。ちなみに、27年前に来た時は餌の入った袋が窓から見えたような記憶がありますが、今回は
それは見えませんでした。
海中展望塔を後にして、磯を少し散策してから駐車場へ。

 勝浦海中公園には54分滞在で12:58に出発。国道128号を通って鴨川へ行く途中、海の見える景色の良い
場所が沢山ありました。
鴨川の中心地に近くなってくると、リゾートホテルや水族館(鴨川シーワールド)などがあり、リゾート地らしい風景
になってきました。そして勝浦海中公園を出てから32分後の13:30に安房鴨川駅前(反対側)にあるイオン
鴨川店の立体駐車場(5階)に到着。ここに車を停めた目的は、安房鴨川駅で駅弁を買うためです。安房鴨川駅
には今まで2回来たことがありますが、駅弁を買ったことはありません。(というか駅弁を売っているところを見た
ことがない)
イオンの駐車場からは駅はもちろん、海も見えました!

 イオンを出て、跨線橋を渡り安房鴨川駅へ。安房鴨川駅は特急『わかしお』の終着駅であり、リゾート観光都市
・鴨川市の中心駅であるのに、駅舎は信じられないくらい小さくて質素な駅でした。
しかしこの駅のどこで駅弁を売っているのだろうか? 駅舎内に駅弁を売る売店は見当たらないし、ホームの中
か? ホームだったら入場券を買わなくてはいけないし。でももしかして駅の中にあるコンビニで売られているの
か?と思い駅舎の外側からコンビニを見てみると、ガラスの所に「駅弁」とも書かれていました。
中へ入ると、レジの近くに駅弁が2種類売られていました。まだ何個も残っていた『あさりめし』と、あと1つしか
残っていない『うにとさざえめし』の2種類です。『あさりめし』も食べてみたかったですが、最初から気になっていた
『うにとさざえめし』を買いました。早速イオンの駐車場に戻り、車内で食べました。
腹が減っていたこともありますが、美味しくて一気に食べたため、途中で少しむせてしまいました。
食べ終わってから車内で少し仮眠を取りました。(10〜15分ほど)

後編へ