2日目・7月15日(土) 青森−蟹田ー三厩−竜飛崎(青函トンネル記念館、竜飛崎灯台)−三厩−蟹田−青森−大館−秋田 青森のホテルを5:45頃出て、青森駅で不要な荷物をコインロッカーへ…、と思ったら、300円のコインロッカーを |
三厩駅前から村営バスに乗って発車を待っていると、バスの運賃(200円)の細かいお金が無いことに気付き、 慌てて駅に戻り、青森駅で買った飲み物がまだ残っていたけど、自販機でまた飲み物を買いました。そして再び バスに乗ってから気付いたんですが、バスに両替機が付いてるじゃん! 旅慣れてるはずの自分なのに、一体何 を寝ぼけてるんだと思った。まあ確かに列車の中で寝てたので、多少の寝ぼけはあったのかもしれませんが。 三厩駅前を8:03に出発し、8:35頃、青函トンネル記念館前に到着。青函トンネル記念館はこのバスの到着時 間に合わせ、開館時間が8:40という早さなのです。開館直後に入館し、別料金で参加する青函トンネル体験坑 道行きのケーブルカーの発車時刻が9時なので、それまで急いで館内を見学しました。その中に、海底トンネルと しては世界第2位の長さを誇る英仏海峡トンネルとの比較の資料があり、英仏海峡トンネルは安定した地盤なの に対し、青函トンネルの地盤は複雑で、青函トンネルの方が遥かに高い技術を駆使して掘削したトンネルだという ことをアピールしているようにも感じました。現在(2012年7月現在)世界最長のトンネルはスイスのアルプス山脈 を貫くトンネルだそうですが、アルプス山脈は火山帯でもないため、技術的には青函トンネルの方が上ということ でもあるのだろうか? 9時になり、ケーブルカーで海面下140mの体験坑道へ。海抜数十mの所から海面下140mの所まで約8分で 下りるので、かなり速いスピードを予想していたのですが、予想に反しノロノロとしたスピードで、体験坑道駅に 到着した時も「本当にここが海面下140mもの場所なのか?」と疑ってしまったくらいです。ただ、あれだけの傾斜 なので、あのスピードでもそれくらい行ったのかな?と思いました。 |
体験坑道行きケーブルカー 体験坑道内部 |
体験坑道の先には青函トンネルの見学専用駅の竜飛海底駅があり、以前は駅まで見学できたそうですが、現在 は出来なくて残念でした。実際に津軽海峡線の列車が通過する光景を見てみたいです。 体験坑道にはトンネル工事で実際に使用された機械が展示されていました。また、掘削直後に行われたという 吹き付けコンクリートというものも紹介されていて、そんな事をしなくてはトンネルが崩落する恐れもあるくらいの 圧力がかかっているという事を知り、そんな青函トンネルの安全性は本当に大丈夫なのかと少し不安になってしま いました。 約30分間の体験坑道での見学を終え、9:44にケーブルカーの記念館駅に戻って来ました。記念館近くの竜飛 崎灯台バス停からの帰りのバスの時間は11:20で、まだ1時間半くらいありますが、これから歩いて灯台や階段 国道などへ行くので、時間的には決してそれほど余裕があるとは思っていませんでした。事前にネットなどで記念 館から灯台までの徒歩での所要時間を調べたのですがよく分かりませんでした。 記念館から見た感じでは、灯台までは徒歩10分〜15分程度という距離でしたが、どこを通って行けば一番近い のか分かりませんでした。この辺りは丘陵地帯で、どこの道を通れば近いかよく分からず…。そして一番近そうな 道(灯台方面へ伸びていた道)を進むと、電力会社の関連施設(?)があり、行き止まりになっていました。引き返 し、小走りで海の方へ下って行く道を進み、途中、景色の良い丘の上の展望台に寄って行きました。 |
ここは記念館から徒歩約15分、灯台の駐車場から5分ほどかかる場所で、かなり景色の良い所ですが、観光客 は1人も居ませんでした。そういえば、この日の津軽地方の天気予報は降水確率80%(2日前の予報)で、雨は ある程度覚悟していたのですが、時々晴れ間も覗き、視界も梅雨時にしてはそこそこで、気候は記念館に到着し た時は半袖では寒いくらいでしたが、この頃にはちょうど過ごしやすい気温(20℃くらい)になっていて、気持ち良 かったです。記念館から灯台までは結構歩きましたが、これも明日の山寺のためのトレーニングだと考え、良い 運動になったと思います。 灯台前の駐車場に土産店が3軒並んでいて、そのそれぞれの店先でイカの串焼きなどを売ってました。その中 の真ん中の店でイカの串焼きとホタテの串焼きを買って食べたのですが、両方とも焼いてから少し時間が経ってい たので冷めてはいましたが、香ばしくて美味しかったです。 その後、竜飛崎灯台へ。ここからは北海道や下北半島が見えました。 |
竜飛ウィンドパークの風力発電施設 竜飛崎灯台 |
再び駐車場前の土産店へ行き、今度は海側の店で煮ダコ串と巻貝(名前は忘れました)の串刺しを買って食べま した。こちらもなかなか美味しかったです。 その後、階段国道へ。階段国道とは、現在の国道339号線を国道に指定する際、担当者が現地視察をせずに 地図を見ただけで、車両の通れない細い山道までを国道339号に指定してしまったと言われる、全国で唯一の 自動車の通行が出来ない階段の国道の事です。珍しさや、近くに竜飛崎灯台や青函トンネル記念館などがある こともあり、ここもちょっとした観光スポットになっています。 |
ほとんどの観光客は駐車場やバス停のある山側から約半分ほどの所までしか行きませんでしたが、自分はもちろ ん一番下の自動車の通行できる339号に合流する地点まで行ってきました。 階段国道を折り返して上に戻り、『津軽海峡 冬景色』の石碑を少し見てからバス停へ行き、11:20発のバスに 乗って三厩駅へ。11:52に着き、12:42発の列車で蟹田へ。13:22に着き、13:40発の新青森行き特急『スー パー白鳥』30号に乗車。JR北海道の車両だったので、少しだけ北海道旅行の気分も味わえました♪ 14:03に青森に到着。駅の売店でお土産を少し見て、駅弁を1つ買い、コインロッカーから荷物を出してから、 14:48発の大館行き特急『つがる』54号に乗車し、その車内で先ほど買った駅弁を食べました。 16:01に大館に到着。せっかく大館に来たのだから、今まで2回食べたことがありますが、全国的にも有名な大館 の名物駅弁『鶏めし』を買うことに。しかし駅のどこにも駅弁を売っておらず、駅前を見渡したらすぐ近くに鶏めしの 製造元兼売店があったので、そこで鶏めしを1つ購入。 大館発16:34の秋田行き普通列車に乗車。途中、激しい雨の場所も通り、約2時間普通列車に揺られ、秋田に は18:26に到着。今回、秋田では観光はしないのですが、あえて秋田を宿泊地に選びました。それは、秋田では まだ宿泊したことが無く、秋田の街をほとんど知らなかったので、今回の旅では時間の都合で観光は出来ないけ ど、せめて宿泊くらいして秋田の街を散策し、名物料理でも食べようと思ったのです。 ホテルにチェックインして、少し休んでから秋田駅へ。駅ビルの土産店でお土産を見て、腹が減ったので駅ビルの レストラン街へ行き、秋田の郷土料理を扱っている店を探しました。すると、自分が特に食べたいと思っていた きりたんぽ鍋と稲庭うどんなどの秋田名物がセットになったメニュー(2450円)のある郷土料理店があり、その店 で食べることに。ちなみに、このセットの中で一番美味しかった物は、きりたんぽ鍋の中に入っていた比内地鶏 です。 食べる前はかなり空腹状態だったのですが、食べ終わった頃には満腹でした。 その後、駅直結のビル内のネットカフェで2時間ほど過ごしてからホテルに戻りました。 |