1日目・観光編

 雀宮発10:46の宇都宮線(東北本線)下り列車に乗り、10:53に宇都宮に到着。日光線の時刻まで
時間があったので、餃子像を見てから、この日宿泊する駅前のホテルへ行き、荷物を預けてきました。
駅へ戻り、駅弁を購入して日光線のホームへ。ホームへ行くと、発車までまだ20分くらいあるのにそれ
なりに多くの人が待っていて、駅弁を車内で食べるのは厳しいと思い、しばらく出発列車が無く空いてい
た隣のホームのベンチへ行って食べました。

 宇都宮発11:39の日光線の列車に乗車。「2両編成のディーゼル車」を想像していたのですが、
予想に反し、4両編成の電車でした。日光線は初めて乗ったんですが、電化されていたんですね!
日光は世界遺産に登録されているだけあり、外国人観光客の乗客の姿も目立ちました。

 12:21に日光駅に到着。駅舎を撮影してから、歩いて東照宮方面に向かいました。


駅から東照宮周辺の神社・寺院が集中する地区までは1kmちょっとあります。JR日光駅から200mほ
ど行った所に東武日光駅があり、どんな駅なのか少し寄って行きました。
 売店も無いJRの駅に対し、東武日光駅には売店や観光案内所などがあり、賑わっていました。やは
り東京から直通の列車が出ているだけあります。あと、東武日光駅には駅弁も売られています。
そんな東武日光駅で日光の観光客用パンフレットを探している時、ある事に気付きました。それは、
この日の予定(列車やバスの時間)をメモした紙に、途中の工程までの時間しか書いてなくて、これでは
帰りのバスや列車の時間が分かりません! 東武の駅にはJRの時刻表など置いてないので、走って
JR日光駅まで戻り、時刻表を見て帰りのバスと電車の時間を書きました。
ただでさえ日光ではあまり時間に余裕がないというのに、10分くらい時間をロスしてしまいました。

 気を取り直して、歩いて東照宮方面へ。十数分歩くと橋があり、その橋を渡った丘陵地の森の中に
世界遺産の建造物がいくつもあります。そんな観光客で賑わう世界遺産の神社仏閣はひとまず置いと
いて、駅方面から行って一番手前側の階段を上った方にある本宮神社と四本龍寺へ。
ここには観光客はほとんど居ませんでしたが、ひっそりとしていて心が安らぐ良い場所でした。

 そして東照宮へ。東照宮へ行く途中の輪王寺では、本堂が改修工事中で、巨大な工事用の囲いで
覆われていました。そんな工事中の輪王寺の前を通って東照宮へ行きました。
東照宮には有名な陽明門以外にも金が使用された煌びやかな建物が沢山あり、
その鮮やかさに感動しました!
 
 本地堂で鳴竜の説明を聞き、その後、陽明門と本殿前を通り、徳川家康の公墓所(奥宮御宝塔)へ。
ここは東照宮の中でも1,2というパワースポットという情報もあったので、少しお祈りしました。
本殿に戻り、中で本殿に関する説明を聞き、東照宮を後にしました。それにしても東照宮は見どころが
多すぎて、見学に予想以上に時間がかかりました。この後、輪王寺や二荒山神社などにも行きたいと
思っていたのですが、華厳の滝へ行くバスの時間の関係で諦め、西参道のバス停へ行きバスを待ちま
した。
西参道発14:43のバスなんですが、実際にバスが到着したのは14:50頃でした。このバスの起点は
JR日光駅で、歩いても20分程度の距離なのですが、何故その距離でそれだけ遅れてしまったのだろ
うか?

 湯元温泉行きの東武バスに乗って中禅寺温泉のバスターミナルへ。その途中、有名ないろは坂を
通りました。いろは坂は第一いろは坂と第二いろは坂があり、上り(日光駅方面→中禅寺湖方面)は
第二いろは坂、下りは第一いろは坂と、一方通行になっています。

 15:25に中禅寺温泉バスターミナルに到着。最初10分くらい遅れていたので、到着も遅れると思い
ましたが、遅れを取り戻したようです。
バスを降りると、外はひんやりとしていました。西参道を出た時は暑いくらいでしたが、やはり標高
1200mを超える場所だけあって、東照宮付近とは気温に差がありました。

 バスターミナルから歩いて数分で華厳の滝へ。その場所からでも華厳の滝が見えましたが(上から)、
せっかくなのでエレベーター(有料)で滝壺近くの観瀑台へ行きました。観瀑台は滝の正面の下から
眺める形になるのですが、逆光になってしまい、屋根で太陽を隠して写真を撮りました。

 華厳の滝を後にして、中禅寺湖へ。当初の予定では、帰りは16:45のバスに乗る予定でしたが、
東武日光駅で駅弁を、東武日光駅前の金谷ホテルベーカリーでパンをそれぞれ買って帰りたかった
ため、1本早い16:25のバスで帰ることに。なので華厳の滝と中禅寺湖での滞在時間は1時間だけで
忙しかったです。
 
中禅寺湖はあんなに急斜面のいろは坂を上ってきた標高1269mの高所にある湖なのですが、そんな
所に諏訪湖と同じくらいの面積の湖があることに驚きました。中禅寺湖は水も綺麗で、とても良い所で
した。
中禅寺温泉バスターミナルより近くにバス停があったため(立木観音入口)、帰りはそこから乗ることに
したのですが、細かいお金が無いことに気付き、近くの土産店へ。ここでお菓子とか買って行っても
荷物になるため、ソフトクリーム(実質ソフトアイス)を買うことに。店には客が全く居なくて、店主が奥の
方へ行ってしまったところでした。するとその娘さん(小学校4,5年くらい)が私に「アイスですか?」と
訊いてきて、「うん」と答えました。自分は店などでは高校生のアルバイト店員に対しても敬語を使いま
すが(返事の場合)、さすがに小学生に敬語はどうなのかと思い、「うん」と返事をしてしまいました。
その土産店で買ったソフトクリームを食べながらバス停へ向かっているとバスが来たので、慌ててソフ
トクリームを食べました。

 東武日光駅に着き、駅弁として売られてた『鱒寿し』を買い、駅前の土産店を少し見てから金谷ホテル
ベーカリーへ行ってみると、パンが売り切れていました。日光に着いたばかりの時はまだ結構あったと
思うんですが、さすがにあの時に買っていたら、荷物になったし、パンも潰れてしまったと思う。でも、
あの時買っておいてコインロッカーに入れておくという手もあったか…。

 JR日光駅から17:35発の列車に乗車。終点の宇都宮の1つ前の駅に到着した時、隣に居た外国人
カップル(イタリア人?)が宇都宮にはまだ着かないのか気になったようで、男性の方が私に話しかけて
きました。

外人男性:「エクスキューズミー」
       「ウツノミヤ?」(私に“UTSUNOMIYA”と書かれたメモを見せながら)

ユーキ:「ネクスト」

外人男性:「センキュー」

というような会話になりました。宇都宮が次の駅だったのでそのように返答ができましたが、もし2駅とか
3駅先だったら何と答えれば良かったのか。

 18:17に宇都宮に着き、ホテルで東武日光駅で買った駅弁を食べたり、テレビを見たりしてから、
19時半過ぎにホテルを出て、宇都宮市街地の散策&宇都宮餃子を食べに行きました。
宇都宮は北関東最大の都市で、自分にとって初めて歩く街だったので、とても新鮮でした。宇都宮駅前
から東武宇都宮駅方面に向かって歩き、途中で本で調べた店で餃子を食べ、再び街を散策。時間は
20時半くらいでしたが、パルコがまだ営業していたので、入ってみることに。宇都宮パルコは階は10階
までありますが、1フロアの広さはオープンした当初の松本パルコ並みでした。そんな宇都宮パルコに
居た宇都宮ギャルが栃木弁で話していて、そのギャップがなんか面白かったです。
パルコから少し行くと、ライトアップされた鳥居が! 気になったので行ってみることにしました。
そこは二荒山(ふたあらやま)神社という神社で、日光の二荒山(ふたらさん)神社とは全く関係ない
神社だそうです。夜のライトアップされた神社は神秘的でした。
東武宇都宮駅まで行き、アーケード街を通ってJR宇都宮駅方面へ向かったのですが、人通りが多く、
「夜の宇都宮は活気があるな〜」と思っていたら、どうやらそれは商店街主催(?)の合コンイベントだっ
たようです。

 JR宇都宮駅まで戻り、東口の方の街の様子を眺めてから、西口(正面)の方へ戻り、駅前の店で
今夜2回目の宇都宮餃子を食べ、ホテルに戻りました。

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