3日目・7月21日(札幌−小樽−札幌−函館)

この日はとんぬらさんと小樽市内を見物してから、夕方の飛行機で帰られるとんぬらさんとは札幌駅で別れ、
私は函館へ行きます。

ホテルのロビーで9時半に待ち合わせ、札幌発10:05の普通列車で小樽へ。その後の10:14発の快速エア
ポートで行った方が早く着くのですが、のんびりと行きたいというとんぬらさんの意見を尊重して普通列車で行く
事にしました。
車内では旅やネットの話題などで盛り上がりました。
10:57に小樽に着き、小樽運河の周辺を散策した。


小樽運河

お昼時になり、寿司屋通りで昼食を取る事にした。寿司屋通りとはその名の通りお寿司屋さんが沢山ある通り
です。
私が以前食べて美味しかった店へ行こうとしましたが、店内で何人かの人が並んでいたので諦めた。その店
のほぼ向かい側に位置する店の前で値段を確認していたら、お店のおばさんが出て来て、「うちはとにかく味
が良いよ。値段も他の店より安いよ。」と・・・。そりゃ普通は「他の店の方が美味しいよ」なんて事は言わないで
しょうけどね(笑) どうせ人気店は混んでいるだろうと思い、その店で食べる事にした。
店内は他の客が数名いる程度だったので静かで、話をするのには最適でした(笑) 味の方は不味くはなかっ
たです。

再び運河の方へ行き、列車の時刻が近付くまでベンチに座って話をしていた。小樽駅へ戻り、キヨスクコンビ
ニで小樽駅の駅弁「北海手綱」を買ってからホームへ出て、14:08発の快速いしかりライナーで札幌へ。
14:48に札幌に着き、私は15:07のスーパー北斗16号で函館へ行くので、とんぬらさんとの別れの時まで
あとわずか。札幌駅でまた駅弁を買い(たらばがに弁当:1530円)、ホームでとんぬらさんとお別れした。
とんぬらさんとは旅や野球観戦など共通の趣味があり、色んなお話が出来て楽しかったです。

函館へ向かう特急の車内で小樽で買った駅弁を食べ、18:24に函館到着。本日の宿であるフィットネスホテ
ル330函館でチェックインして、札幌で買った駅弁を食べ(夕食)、洗濯をした。
テレビのチャンネルを回していると、中日−巨人戦がやっていた。そういえば、今日もあったんだよな。昨日、
一昨日と負けているので、今日ばかりは負ける訳にはいかない!しかも地元だし。
試合の方は意外(?)にもドラゴンズがリードしていた。しかも2点!がしか〜〜〜し、アッと言う間に逆転され
てしまい、逆に2点を追う展開。この時点で今日のドラゴンズの負けをほぼ確信した。今のドラゴンズには2点
差を逆転するだけの勢いがないので・・・。

ドラゴンズの地元での巨人戦3連敗(この時点ではまだ試合は終わってないが)で思いっきり不機嫌になった
ところで、函館まで来た目的である夜景を撮影しに函館山へ行くことにした。しかし、さっきテレビで見た天気
予報では、今夜の函館の天気に傘マークも付いてたけど・・・。まさか夜景を撮影するだけの為に札幌から3時
間かけて来たのに、夜景が観れないんではないだろうな〜。神様って何て残酷なんだ!ドラゴンズが巨人に
同一カード3連敗を喫するという悲劇をもたらした上、函館の夜景を撮影させてくれないなんて・・・。
路面電車に乗ってロープウェイの山麓駅最寄り電停の十字街まで行くつもりでしたが、細かいお金が無かった
ので、約20分かけて歩いて行った。その途中、函館山の山頂がうっすらと見えた。夜景が観れるかも!!!
ロープウェイの山麓駅の窓口でチケットを買おうとすると、チケットを売っているおばさんが「今日はガスがかか
っているので夜景は見れませんが良いですか?」と言う。しかし私はそんな言葉は信じない。ロープウェイの
最終の時刻まで粘っていれば、きっと少しは観れるはずと思った。

函館山は人気スポットだけあり、夜景が観れるかも分からない状態にも拘らず、ロープウェイは案外混んでい
た。
そしてロープウェイは山頂駅へ。しかし、多少ガスがかかっているものの、ちゃんと観えるじゃん!
山頂駅の建物の屋上の展望台はどうせ混雑していてとても撮影どころじゃないと思い(数年前に経験済み)、
駅の反対側にある穴場の展望台へ行った。ここはあまり知られてないので、あまり人目を気にせずに三脚を
使って撮影が出来ます。ガスがあまりかかってない瞬間を狙って何枚か撮影しました。


写真の下の方に写っている線はロープウェイのライトです。

4日目・7月22日(函館−札幌−富良野−札幌−)

朝食用の駅弁を買ってから、函館発7:20のスーパー北斗1号に乗車。車内で駅弁を食べ、札幌着10:33。
今日はまた札幌へ戻って来るので、コインロッカーへ鞄を入れ、11:00発のスーパーホワイトアロー9号に乗
り、旭川着12:20。12:25発の富良野線普通列車に乗り、美瑛着12:58。13:01発の「富良野・美瑛ノロ
ッコ」3号に乗車した。
このノロッコとは、「鈍い」と「トロッコ」をミックスさせた名前です。この富良野以外に釧路湿原の方で観光シー
ズンの臨時列車として走っているノロッコ号は、座席やテーブルが木で出来ていて、景色の良い所ではスピー
ドを落として案内をしながら走ってくれます。急いでいる人にとっては迷惑な列車です(笑)


富良野・美瑛ノロッコ号(富良野駅にて)

この列車内に売店があるというので行って見ることにした。売店ではこの列車のオリジナルグッズやお菓子や
飲み物などが売られていた。その中で私の目に付いた物は真空パック入りの「じゃがバタ」。(4個入り)
昼時で少し腹も減っている事なので、買ってみることにした。売店担当の女性乗務員(決して若くはなかったで
す)に「今食べますか?」と訊かれたので「はい」と言うと、その場でレンジで温めて、紙のお皿に乗せてくれた。
じゃがいもを4個も食べると結構腹いっぱいになります。ということで、この「じゃがバタ」が本日の昼食になった
のです。
途中、売店担当の女性乗務員が沿線を案内してくれました。まずは噴煙を上げている十勝岳。火山マニアの
私は、それを夢中で見てしまった。他には、カルビーのジャガイモ貯蔵庫などの案内もあった。へぇ〜〜〜〜、
カルビーって本当に北海道産のジャガイモを使っていたんだ!

13:39、このノロッコ号以外の列車は停車しないという臨時駅のラベンダー畑駅で下車。この駅で大勢の観
光客が下車した。目的地は何れも、ラベンダーを中心とする観光用の花畑・ファーム富田です。
歩いてファーム富田へ向かっている途中、雨が降り出してきたので傘をさした。雨はすぐに小降りになったので
すぐに傘を仕舞った。
そして園内へ。入場は無料です。園内の売店でラベンダーソフトクリームなるものを売っていたので食べてみま
した。観光地にはよくその地方の名物を使った○○ソフトクリームが存在しますが、香水のイメージが強いラベ
ンダーをソフトクリームにしたって美味い訳が・・・・・しかしこれが意外と美味しかったです。ちなみに、右下の
ラベンダーソフトクリームの写真を撮影している時に何人の人に笑われた事か・・・(笑)

   

ソフトクリームを食べ終わってから、よくガイドブックなどの写真で使われている、何色もの花が並んでいる丘
の方へ行った。しかし、こちらの方のラベンダーは刈り取られてしまった場所が多く(この日も何人かで刈り取
っていた)、あまり綺麗な写真が撮れませんでした。

ファーム富田を見てから、歩いて中富良野ラベンダー園へ。中富良野ラベンダー園は冬場はスキー場だそう
です。リフトに乗って上からラベンダー畑を見渡す事が出来ます。
リフトに乗る時に係員の人が「座ったら足を上げて下さい」と言うので、私は後ろに上げたのですが、足を地面
に引っ掛けてしまい痛かったです(涙) その時初めて前に足を上げなくてはいけないという事に気が付いた。


リフトで上って上から見た中富良野ラベンダー園

中富良野ラベンダー園から歩いて中富良野駅へ行き、15:46発の富良野・美瑛ノロッコ5号に乗車。15:57
に富良野に着き、16:28発のリゾート列車「フラノラベンダーエクスプレス」4号に乗って札幌へ。
18:31に着き、荷物の入れ換えの為に一度コインロッカーを開け、夕食を食べに地下街へ行った。札幌は
回転寿司の激戦区でどの店も味は良いと聞いたので、回転寿司屋を探した。しかし地下街に回転寿司なんて
・・・、しかしそこは回転寿司の本場!地下街の中にも回転寿司があるのです。
夕食時にも拘らず決して混んでない「メリーゴーランド」という店でしたが、味は回転寿司としてはかなりレベル
が高いと思った。松本地方で根強い人気を誇る某回転寿司屋よりも美味しかった。

藻岩山で夜景を撮影する為に、まずは地下鉄ですすきのへ。藻岩山へは去年一度行きましたが、ガスがかか
っていて山頂からは何も見えませんでした。今年こそは是非、藻岩山から札幌の夜景を観たいです。
すすきのから路面電車に乗り「ロープウェイ入口」電停で降り、ロープウェイの駅へ行ってロープウェイ+リフト
のチケットを買った。ロープウェイの本数は函館山よりも少ないのに、私と同じロープウェイに乗った人はほん
の数人だけでした。やはり函館山と比べるとまだまだマイナーなんですね。
ロープウェイに乗っている途中、札幌の夜景が綺麗に見えた。何故「途中」かと言いますと、上の方はガスが
かかっていて、去年に引き続き夜景が観れなかったのです。
藻岩山は函館山よりも200mほど標高が高いので、ガスがかかっている事が多いようだ。途中でロープウェイ
からリフトに乗り換え、標高531mの山頂へ。山頂付近からはわずかに光の一部が見えるくらいで、ほとんど
何も見えなかった。その上、物凄い数の蛾が飛んでいるのです。私が売店の中に入るとき、店の中に蛾を1匹
同伴させてしまった。店内には他にも何匹もの蛾がいて、店員は店の商売ではなく、蛾の退治に大忙しでした。

藻岩山山頂からリフト、ロープウェイ、路面電車、地下鉄で札幌駅前に戻り、本日は夜行列車で1泊なので、
ネットで調べた銭湯を探した。しかし、その銭湯は潰れてしまったようで、それらしきものが見付からなかったの
で、お風呂は諦めた。お風呂(シャワーを含む)へ入らなかった日なんて何年ぶりだ?

札幌発23:00の根室行き夜行特急(釧路からは快速列車)「まりも」の寝台車に乗り、眠りに就いた。
なお、この特急まりも号は普段は釧路止まりですが、今は観光シーズンなので根室まで延長運転しているの
です。

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