5日目・8月16日(金)
盛岡−七戸十和田−御鼻部山−発荷峠−紫明亭−休屋(乙女の像)−子ノ口−道の駅 奥入瀬−
七戸十和田−盛岡−大宮−長野−自宅

 盛岡のホテルを6時半頃チェックアウトし、盛岡発6:54の『はやて』93号の指定席に乗り七戸十和田に7:38に到着。レンタカー会社
の営業時間が8時からなので駅の中を少し散策。その時に十和田湖周辺のパンフレットをゲットし、その中に十和田湖周辺の地図も載っ
ていたので助かりました。(十和田湖の情報の載ったガイドブックを持っていなかったので)
8時ちょっと前にレンタカー会社へ行き、青森ナンバーの白のヴィッツで十和田湖を目指しました。
ちなみにこの写真はこの約2時間半後に行く紫明亭の駐車場で撮ったものです。
台風の影響でこの日は13時頃から雨が降る予定だったので、天気が良いうちに、雨が降らないうちに十和田湖を一周したいという気持
ちがありました。数日前の天気予報では1日中雨の予報だったので、その時と比べるとまだ大分良い予報にはなっていました。
行きは奥入瀬渓流を通らない国道102号の奥入瀬バイパスを通るルートで行き、約1時間ちょっとで十和田湖北側の御鼻部山に到着。
(9:15着)展望台へ行き、この時生まれて初めて十和田湖を見ました。十和田湖にはずっと前から行ってみたいとは思っていたものの、
駅から離れていることもあってなかなか行けずにいました。そんな十和田湖のほぼ全域を見渡せる御鼻部山の展望台から諏訪湖の約
4.5倍もの面積がある十和田湖の姿を見て興奮しました。


展望台を後にし、駐車場にあるトイレに行ったのですが、なんとこのトイレには手洗い用の水道が無いのです!だったら掃除用具入れ
には?と思い開けたけど無くて、更には多目的トイレの中も見てみたけどありませんでした。自分の車だったらウェットティッシュが置いて
あるのですがレンタカーなのでウェットティッシュもなく、車の中に置いてある飲み物も砂糖が入ったものなのでそれで洗ってもべたついて
しまうし、山の山頂部なので川や沢も流れていません。仕方ないのでとりあえず乾いたティッシュで手を拭き、途中で公衆トイレがあれば
手を洗うために寄って行くことにしました。
御鼻部山の駐車場を9:35に出発し、公衆トイレを探しながら次の目的地である十和田湖南側の発荷峠を目指しました。御鼻部山を出て
から約20分後に十和田湖西側の『湖畔の駅・十和田ふるさとセンター』という所に寄り、ここの公衆トイレで手を洗い、濡らしたティッシュ
でトイレ後に触った物を全て拭きました。ただこれだけではまだ不十分なので、コンビニがあれば寄ってアルコールのウェットティッシュを
買ってちゃんと綺麗に拭こうと思っていました。
湖畔の駅には約10分滞在し、そこから10分ちょっとで発荷峠の展望台に到着。(10:19着)この展望台の近くには売店などもあり、数人の
人にしか会わなかった御鼻部山と比べそれなりに賑わっていました。





 発荷峠には12分滞在し10:31に出発、そこから車で2分ほど上がった所にある紫明亭展望台へ。紫明亭には16分滞在しましたが、
その間に2組の人にしか会いませんでした。発荷峠と比べ若干木に隠れて見える範囲が狭いですが、この前に行った発荷峠の展望台
が見えたり(2枚目の写真の右側)、この後行く休屋周辺がよく見えました。(3枚目の写真)




10:49に紫明亭の駐車場を出て山を下り、十和田湖畔で一番賑わっている休屋へ。休屋には十和田湖のシンボル的存在の乙女の像が
あり、飲食店や宿泊施設が集中し、遊覧船乗り場もあります。その休屋地区の一番奥(乙女の像側)にある有料の第2駐車場(500円)
に車を停め(11:03着)、湖畔の遊歩道を歩いて乙女の像へ向かいました。この頃には天気も大分怪しくなってきていました。








一番身近な湖が諏訪湖の自分にとって十和田湖の水はとても綺麗でした。晴れていればもっと澄んで見えたと思いますが、それでも
間近で見るとかなり綺麗でした。そして湖畔の遊歩道を10分ほど歩き(写真を撮りながらだったので実際はもっとかかりましたが)
乙女の像に到着。
駐車場の近くに戻り、遊覧船がすれ違う瞬間をパシャリ。
遊覧船乗り場の近くの店でりんごのソフトクリームを食べた後、駐車場近くの食堂で昼食にしました。十和田湖に来たらヒメマスを食べて
みたかったので、ヒメマス料理のある店を選びました。注文したものはヒメマスの塩焼き定食と刺身。


ヒメマスは決して豊富に獲れる魚ではないので値も張りますが(この2点で税込み3000円ちょっと)、生まれて初めてヒメマスを食べること
が出来て大満足でした。味的には塩焼きは見た目は海のマス(サクラマス)に近い色ですが味は淡水魚のニジマスに近い感じ、刺身は
淡水魚の信州サーモンよりもさっぱりした味に感じました。
店から出ると雨がポツポツと当たり始めてきていました。休屋の駐車場を出発したのは12:29で、盛岡駅のコインロッカーに荷物を入れて
ある関係で七戸十和田発14:53の新幹線に乗らなくてはなりません。この後、2ヶ所の道の駅に寄って行くことを考えると決して時間に
余裕はありませんでした。そんな余裕がない中でも休屋以外の湖畔にも寄ってみたい気持ちがあり、途中十和田湖東側の子ノ口の
遊覧船乗り場の駐車場に車を停め、写真を撮りました。(12:41〜12:45)

 十和田湖を離れ、行きには通らなかった奥入瀬渓流沿いのルートを通って帰ったのですが、途中で駐車場に停めれなかった車が路上
駐車していたため車の流れが悪くなりました。奥入瀬渓流も時間があれば寄って行くつもりでしたが、この状態だと車を停めるのも大変
だと思いました。車を運転していても見える奥入瀬渓流の景観は魅力的でしたが、でもこれに似た渓流だったら長野県内にもあるし、
長野県民の自分にとってはそれよりも諏訪湖の4.5倍もの面積を持つカルデラ湖の十和田湖の方が魅力的なので!と自らに言い聞かせ
奥入瀬渓流に寄れなかったことを仕方ない事として受け入れました。
その後雨が強まる中、13:27に道の駅 奥入瀬に到着。
ここで青森県のお土産を2品買い13:43に出発。そこから十数分行ったコンビニ(ミニストップ)に寄り、ここでアルコールのウェットティッ
シュや飲み物と食べ物を買い、ウェットティッシュで車内の手で触れた部分や御鼻部山でトイレに行ってから手を洗うまでの間に触った
物を綺麗に拭きました。
時間の都合で七戸十和田駅近くにある道の駅 七戸には寄れず、セルフスタンドでガソリンを入れてからレンタカー会社へ戻った時間は
14時半過ぎでした。

 雨の中レンタカー会社から傘も差さずに七戸十和田駅まで走り、14:53発の『はやぶさ』28号に立ち席乗車し、15:44に盛岡に到着。
盛岡駅でお土産や駅弁、昨日から気になっていたラグビーボール型のクッションを買い、17:16発の『はやぶさ』62号に乗車。その車内で
駅弁を食べ、19:06に大宮に到着。大宮発19:30の『はくたか』575号に乗り、20:43に長野到着。長野発20:53の甲府行き普通列車に乗り
22:22に最寄り駅に到着しました。


 今回の旅行は本当に内容の濃い5日間でした。少し欲を言えば、陸前高田の新市街地を歩きたかった、碁石海岸の穴通磯へ行きた
かった、奥入瀬渓流と道の駅 七戸に寄りたかったというのもありますが、ここ数年で行った旅行の中で一番満足のいく旅行でした。