4月28日(日) 松江−益田−萩−下関−岡山−高松

朝5:50頃ホテルをチェックアウトして、タクシーで駅へ・・・、しかしホテルの前にタクシーが停まってないでは
ないか! 時間が早過ぎたせいなのかな?
仕方がないので歩いて松江駅へ行き、昨日は夕方で種類があまりなかったので、今日は朝だから種類が沢山
あるだろうと思い駅弁の売店へ行った。だが、まだ時間が早過ぎて、昨日食べた「もぐり寿し」を含めて3種類
の駅弁しか売られてなかった。私が特に食べたいと思っていた3つの駅弁はいずれも置いてなかった。
仕方ないので「かに寿し」(950円)を買い、6:20発の「スーパーおき」1号の車内で食べた。
この「スーパーおき」は今まで走っていた国鉄時代の車両の「おき」に代わる新型車両で、山陰地方の都市間
の時間短縮が実現した。国鉄時代のディーゼル特急の車両に魅力を感じる私にとっては少し残念でもありま
す。
山陰本線は単線区間がほとんどなので、途中客の乗降扱いをしない駅で対向列車待ち合わせの為に何度か
停車しました。(運転停車) ある駅で5分くらい待ち合わせの為に停車したのですが、特急が待つくらいなので
対向列車だって当然特急だろう!と思いきや、やってきたのは普通列車ではないか!
山陰地方では特急列車の権力なんてこんなもんなのか? 他の地域には特急列車待ち合わせの為に2,30
分停車する普通列車だってあるというのに。

益田着8:36、ここで乗り換えの為9:20まで待つ。キヨスクでパンを2つ買いホームへ出ると、2種類の駅弁
が売られていた。あれ?JTBの時刻表では益田駅の所に[弁]マークなんてなかったのに。
パンを買ってしまったが、駅弁ファンの私としては買わない訳にはいかなかった。「さざえごはん」(850円)を
買って、パンとともに9:20発の普通列車の車内で食べた。


益田駅の「さざえごはん」(850円)

10:30に東萩に到着。萩駅も存在しますが、特急列車が停車するのは東萩駅の方で、東萩駅が萩市の中心
駅になっています。
萩を出発するのは15:43で5時間もあるので、時間が余るくらいだと最初は思っていました。
萩市内を観光する前に、11:05に上りの特急「いそかぜ」が来るので、それを撮影することに。今となっては
貴重な国鉄時代の車両&塗装の特急列車なのです。しかも、この「いそかぜ」号は廃止の話もあるそうだ。


国鉄時代そのままの車両&塗装の特急いそかぜ(この写真は下関駅で撮影)

いそかぜの撮影をしてから駅前でバスを待ちました。萩市内には観光用の1回100円の循環バスがあり、そ
のバスで移動する事に。5回も乗らないと思うが、記念になるものが欲しかったので、500円の1日乗車券を
購入した。
循環バスには2つのルートがあり、東回りは『松蔭先生』、西回りは『晋作くん』と名付けられています。
私は西回りのバスに乗りたかったのですが、東萩駅前には東回りのバスしか来ないので、東回りのバスに乗
った。
ところで、萩市のパンフレットを見て初めて知ったのですが、東萩の駅から4、5キロ離れた所に笠山という小
さな火山がある事を知った。循環バスのコースには入ってないので、13時半くらいまでに戻って来て、それか
らレンタサイクルで笠山へ行こうと考えていた。
まずは循環バスに乗って市役所で降り、漫画「おれは直角」でお馴染みの名門・萩明倫館の跡がある明倫小
学校へ。小学校のグランドではフットサルの大会(?)が行われていて、地元の人が大勢いました。
しかし、本当に一般の観光客が学校の敷地内に入っても良いのだろうか?と思いつつも、明倫館の跡を見に
遠慮気味に中に入らせてもらいました。他にも観光客らしき人がいたので安心しました。


明倫小学校の木造旧校舎。「おれは直角」でお馴染みの明倫館の校舎は今は残っていません。

明倫小から歩いて城下町方面へ。ここには高杉晋作生誕地もあります。萩の城下町一帯の街並みは下の写
真のようになっています。土塀に夏みかんの光景は萩の名物ともなっています。
そんな街の中にある釜飯が人気の店(本で調べた)で昼食をとることにした。ちなみに、益田駅で買って車内
で食べた駅弁とパンはおやつと言ったところだろうか。
その店でさざえとウニの入った「ウニ釜飯定食」(2800円)を食べた。なかなか美味しかったです。

 
萩城城下町の街並み

城下町を歩き回って、次は萩城跡へ。天守閣は残ってないのにお金を取るのか・・・。と思いつつも、お金を払
って中へ入った。
敷地内に指月山という山があり、その山頂には詰丸跡なるものがあるそうなので山へ登って見る事にした。


指月山・・・萩城跡を訪れる人は多いですが、指月山へ登る人はあまりいません。

山道を約15分登って頂上へ到着。山頂は木で覆われているが、1ヶ所だけ景色が良く見える所があった。
しかし、ボーイ&ガールスカウトの人達(地元の人達らしい)がその最高のビューポイントを独占していて、他の
観光客はなかなかそこで写真撮影をしたり出来ない状態でした。そんな中私は何とかデジカメと普通のカメラ
で1枚ずつ写真を撮りました。(少し強引気味に)


指月山山頂から眺めた萩市内

指月山から下山して、土産屋で萩名物の夏みかんを使った夏みかんソフトクリームを食べた。この時点で時刻
は14時半くらいだったので、笠山へ行く事は諦めざるを得なかった。
もう少し写真を撮りたかったので再び城下町へ。しかしもう列車の時間まで残り少ない。循環バスで帰るのを諦
めてタクシーで帰る事にした。
私が乗って帰る予定の下りの特急「いそかぜ」号の出発時刻まであと30分しかない!そろそろタクシーを捕ま
えて駅へ行かなくては。しかし、タクシーが捕まるような大きな道が近くにないではないか!どうやら道に迷った
らしい。私は大きな道を探して走り回り、ようやく大きな道に出ました。列車の時刻まではあと20分くらい。
問題は空車のタクシーが通るかだ。待ち始めてから約2分後に運良くタクシーが来て、発車10分前くらいに駅
に着きました。危なかった〜。
そのタクシーの中での会話・・・
運転手 「何時の列車ですか?」  有喜 「43分(下りの特急『いそかぜ』)です」
運転手 「九州の方ですか?」(福岡の小倉へ行く列車なのでそう思ったらしい)
有喜 「いいえ、長野県です」

普通、山口県よりも東に住んでいる人が家へ帰るのに下りの「いそかぜ」に乗るのは不自然な事なんです。
でも、その理由を話すと長くなってしまうので、「今日はとりあえず下関に泊まります」って事にしておきました。
高松に泊まるなんて言ったら、また話がややこしくなってしまうので・・・。

17:30に下関に到着、普通列車で新下関へ行き、18:15発の「こだま」658号に乗車。
腹が減ってきたので駅弁でも買おうと思っていましたが、自分の食べたい駅弁がなかったので、車内販売で買
おうと思った。しかし、車内販売では弁当が売られてなかった。
広島駅で「ひかり」に乗り換える為に2分の時間があるが、2分で駅弁が買えるかな〜?
そして広島駅に到着。ホーム内の駅弁の売店へダッシュして、「ん〜〜〜、どれがいいかな〜?」、しかし迷っ
ている暇はない。「これでいいや!」と選んだのは「あなごめし」。これは美味しかったです。
瀬戸内海周辺の駅には穴子の駅弁が多いんです。

岡山着20:33→20:42発(快速マリンライナー61号)、高松着21:38。
高松駅の新駅舎の中を少し見学してから、駅前に昨年オープンした市内最大のホテル「全日空ホテルクレメン
ト高松」にチェックイン。
スポーツニュースで野球の結果をチェックすると、この日もドラゴンズはカープに負けてしまった。
本拠地で3タテ食らうなよー!!!(激怒)

そのあと、讃岐うどんが食べたくて外へ出ましたが、高松駅前は繁華街という訳ではなく店も少ないので、この
時間まで営業しているうどん屋さんはなかった。
仕方がないのでうどんを諦め、ミニストップで夜食と明日の朝食を買ってホテルへ戻った。
そして初めてミニストップのソフトクリームを食べました。

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